カロリーブロックを選ぼう

カロリーメイトに代表されるカロリーブロックの類は、食事を取る時間がないなどの忙しい現代社会の真っ只中にある人々に向けて開発・販売されている物であるが、しかしながら、そのコンパクトさと手軽さ、そして保存性などからサバイバルにおいても大変有効な食品である。

具体的にカロリーメイトの話になるが、20g×4本のパッケージは1本が100kcalで計400kcalのエネルギーがある。たんぱく質も8gありカロリー全体からの割合では少しばかり少ないが、同様に重量比のカロリーが高い食品であるジャンクフードの類と比べると上々といえるだろう。その他各種栄養素を摂取することができるため単純にカロリーをとるだけではなく、総合的な栄養補給のために使用可能である。

サバイバルの観点から見ると、カロリーメイトは5kcal/gという重量比のカロリーが高く、可搬性が高いといえる。そして複数収納するのに有利な角型のパッケージであり、水に強いアルミ系の内部パッケージを採用しているので水濡れにも強い。より長期間保存できるロングライフパッケージのものも選択できる。これらの利点は拠点に大量に備蓄するにも鞄などに少量常備するにも有効であり、シーンを問わないというかなり優秀なものである。

最近ではカロリーメイトのほかにもカロリーバランス食品としてカロリーブロックの類は多種でまわるようになったため選択の幅も増えている。これらを選ぶときに重要なのは、味である。味がかなり重要な要素であるというのは、かなりの空腹でない限り不味いものを食べるのは気力の減少をまねくからである。選択肢が増えた現状では我慢して一つを選ばなくてもよくなったのであるから、普段から色々な味のものを食べ比べて好みのものを見つけておくのがよいだろう。食べなれた好きな味が体力だけでなく気力をも回復させてくれるだろう。

ちなみに私はカロリーメイトのチーズが昔からのなじみである。最近はプレーンがおいしいと思っているのだが、以前にフルーツ味がおいしいと食べていたのに今では好みでないという風に味覚にも変化があるので多く備蓄するならなじみのチーズ、手元に少量置いておくならプレーンだろうか。もちろん備蓄食としてだけでなくもともとのバランス栄養食として食べられるから、おいしく食べられるものをうまく消費・循環しながら有効に使って欲しい。

大塚製薬 カロリーメイト ブロック チョコレート 4本×10個

新品価格
¥1,419から
(2015/3/16 21:28時点)

大塚製薬 カロリーメイトロングライフ(チョコレート味)60箱

新品価格
¥7,035から
(2015/3/16 21:27時点)

 

節目にて、防災の意識を振り返る

3月11日が近くなると、世間は防災や復興の話題でいっぱいになる。もちろん、これは東日本の大震災がその日にあったからだ。日本の防災意識の転換点の一つとなった大災害である。

もう一つ転換点であろうと思われるのは阪神大震災である。私が子供のころに阪神大震災があり、その当時、大変インパクトがあったものである。意識の高い人々はしっかりとその当時から防災対策を進め、また国や自治体などの機関も整備を進めていた。私もしっかりとした意志をもってではないが、災害に対する不安と自分の力のなさに対する不満をくすぶらせていた。私が自覚を持ってサバイバルに傾倒したのは外国の番組(ベアグリルスのサバイバル番組だ)であるが、震災当時の報道等からうけたトラウマ的なショックから来る感情で何が何でも生き残る技術というものに憧れを持ったのではないかと思っている。

しかしながら長いときが経ち、震災を知らない子供たちすらも大きくなり、人々の記憶から薄れ始めていた。もちろん、他にも大きな地震はそれまでにあったが、建築基準や救助等の対策のおかげか被害は限定されており、日本全土の目を覚ますほどではなかった。そこに東日本の震災である。ご存知の通り、地震だけでなく津波によっても大きな被害が発生した。

阪神淡路の震災では地震に対する強固な対策という形で日本が変わったが、東日本大震災では何が変わったのか。私が考えるに、それは人々の意識だ。それまでは、救助機関等の訓練や建物の補強といった、自分のものでない対策でしかなく、個々人の行動指針や個人の装備といった自分自身の準備は一部の防災意識の強い人々だけがしていた。しかし今ではそういった意識の高い人々は増大の一途をたどり、災害対策がムーブメントといえる規模になっているようにも見える。

もしかすると時が経てば記憶が薄れ、意識の高い人は少なくなってしまうかもしれない。しかし、suvtechにまで流れ着いてこられるような皆様方にはそのような心配は無用であろうか。日々、あるいは遠い先にも活躍する場がなくとも、技術と知識を高めておき、万が一のときに正しい道、生存できる方策を示せるものになれるように、ともに学べる場であれるように努力していく所存である。

ログハウス作りの作業を余すところなく見る

サバイバルにとってはシェルターが重要なものの一つであるが、それが長期になれば住居という呼び方が適当であろう。シェルターの作り方については様々な動画を紹介したが、今日はログハウス作りを紹介したいと思う。

ログハウスには何十本もの木から切り出した丸太が必要で、そしてそれらを加工し、組み上げるという工程が必要である。それは建築であり、サバイバルで一時的に建設するには手間がかかりすぎるが、その技術は建築の基本が詰まっている。サバイバルシェルターの簡易建築にも応用できるということもさることながら、suvtechでは文明がついえた後でも生活できる知識を求めたいと思っているので、ログハウスや日本の軸組み建築(一般的な木造建築の手法)などにも目を向けたい。

今回紹介する動画は製材から基礎、組み上げ、屋根葺き、床板張りまでほぼ全部の工程を紹介している。言葉の理解は出来なくとも、それぞれの作業を見ればおおよその作業内容を理解することができるだろう。特に注目するべきなのは屋根を作る一連の作業である。ログハウスというとログ(丸太)の組み上げに注目が行きがちであり屋根の作業はさほど見られないが、実のところ住居で重要な要素の一つが屋根であり、これをおろそかにすることは出来ない。この動画では屋根はこけら葺である。こけらぶきは小さな板を重ねて屋根材とするもので、日本では伝統建築の修復で似たような感じで檜の皮を用いる桧皮葺の作業が見られるが、現代ではあまり見られなくなった技法である。

各種工具や釘などの使用はあるものの、電動工具無しで多くが現地生産の自然物を使っているようで、大昔の方法に通じるところがかなり多いと思われる建築である。こういったものを知っておき、頭の片隅にでも置いておけば(そんなことがなければよいが)自分で家を建てざるをえなくなったときに、無様なことにはならないだろう。そういった一つ一つの知識が万一のときに自分を奮い立たせる力になると信じている。

ハスクバーナ 万能斧 68cm 5769262-01

新品価格
¥5,533から
(2015/3/2 22:34時点)

丸釘(4Kg箱入) 75mm

新品価格
¥615から
(2015/3/2 22:35時点)