極軽量でコンパクト!ぺらっぺらな水筒プラティパス

CIMG3049 (2)水筒の重要性は前回述べたとおりであるが、水筒の難点に、中身が空のときにかさばるという難点がある。ナルゲンのような広い口の場合は中にいろいろと詰めて使うという方法もあるが、それでもコンパクトさを求められる場合には邪魔になってしまうものである。

そんなとき、今回紹介する袋型の水筒がよいだろう。類似の製品はいくつかあるが、有名で信頼の置けるのはPlatypus(プラティパス)というブランドの製品である。耐久性が高く、耐熱温度も90℃と高い。耐久性については、以前に室内で誤って踏んづけても破裂等はしなかったほどである。

この手の水筒の一番のキモは中が空のときにつぶしておけるということである。飲み終わった水筒、もしくはまだ水を汲む前の水筒は大抵はお荷物であるから小さく持ち歩けるのはスペースの節約になる。小さな鞄に入れるときなどは特に重要だ。

CIMG3052くるくるとまとめてゴムバンドででもとめてやれば、極めてコンパクトにすることができる。さらに言えば、柔軟に変形できるほど薄いというのは、軽いということでもある。500mlのものであれば22gという軽さである。ここまでできるのは袋状に成型された水筒ならではのことである。日常でも、飲んでしまったあとは荷物にならないので気軽に水を持ち歩ける。

さて、こういったコンパクトさと取り回しのよさのある水筒なのであるが、それゆえに少しばかり犠牲になっているところもある。それは頑強性とメンテナンス性である。

上で耐久性に優れるとは書いたがそれも厳しすぎない状態においてである。尖ったものが突き刺さるようなことがあれば、数層のフィルムが重なっていても突き抜けることはあり、硬く頑丈なプラスチックのナルゲンや金属の水筒と比べれば破壊や穴あきの危険は大きいといえるだろう。

またメンテナンスに関して、その口が狭く、ペットボトルと同じだけの口しか開いてないので洗浄は大変である。洗浄後に内部を乾燥しようにもその柔軟性があだとなり、少しばかりテクニックの居る作業になってしまう。慣れればなんということもないのではあるが、面倒ではあるので、私は汚れの原因となる様なものを入れるのを避けて、水専用で使うようにしている。

飲み方についても少し癖がある。持つところによっては大きく水筒をへこませてしまい、うまく飲めなかったりする。ただしこれは逆に、持ち上げなくても口をつけて吸い込めば吸い上げることができる(パウチに入った飲料があるがそれと同じ飲み方ができる)ので短所ともいいがたい。

こういった長短さまざまあり癖のある水筒であるが、かなり便利でかつ面白い水筒であると思う。興味がわいたならぜひ一度試してもらいたい。

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軽くて頑丈プラスチック水筒

CIMG3048 (2)人間に水は必須である。水無しでは3日と生きていられない。しかしながら水はどこにでもあるというわけではない。よって何らかの方法で運搬する必要があるわけである。

現代では水道があるので昔よりは格段に水の調達は楽になったが、やはり災害時には水道も寸断されて使用不能になる。水が調達できるうちに確保し、持ち歩くことは重要なことである。

そういう水を運ぶ必要のあるときに、ポリタンクやビニール袋など方法は色々あるが、メジャーなのは水筒であろう。

水筒も様々な種類がある。長時間同じ温度を保つ魔法瓶型の水筒、またその中でもカップに注ぐタイプと直接口をつけるマグタイプで分かれたり、プラスチックでできた水筒も色々とある。ペットボトルも一種の水筒といえるだろう。

その中でも頑強性に優れ、軽量である、アウトドア・サバイバル向きの水筒がある。プラスチック、ポリエステルでできたこの水筒は硬く、またプラスチックゆえに軽い。もちろん水を入れれば重いが、水を飲んでしまったあとに負担が少ないというのはかなりのアドバンテージといっていい。

また口が広いものも多く、水を汲む前の、装備品の中に押し込められているときに他の物品を入れておくことができる。ビニール袋に入った米だとか、小麦粉を入れても良いし、パスタや素麺などを入れば他の荷物に押しつぶされて折れる心配も無くなるだろう。他にも食品だけでなく色々な小物を入れることもできる。

このタイプのプラスチックの水筒はいくつかのメーカーから販売されているが、私のお勧めできるメーカーはNalgene(ナルゲン)である。さほど力を入れずともしっかりとしまり、きっちり閉めたあとは漏れも無い。耐熱性も十分(100℃)であり、頑強で不安も無い。私はナルゲンの水筒を2年ほど使用している(上の写真がそれである)が、かなり手荒く扱ってもさほど痛んでるように感じない。

こういう頑丈でしっかりと漏れのない水筒があれば、水の運搬というだけでない利用法もできる。

夏では水を入れた状態で抱えればいくらかは涼しい。サバイバル時でなく日常であれば氷嚢的な使い方もできる。また冬であれば、湯を入れて湯たんぽとして利用することができる。1リットルのものを使えば湯の量もそれなりに暖房に使え、布団など寝具の中に入れれば暖をとることができる。こういう暖房の手段になる装備はサバイバル時には重宝する。湯を入れるという、一歩間違えば大火傷の危険がある行為はしっかりとした水筒でないと難しいからちゃんとしたメーカーのものを選ぶとよいだろう。

こうした水筒類は日常でも使えるから一度使ってみて、能力を実感してみると良い。保温能力には欠けるが、その軽さや取り回しのよさは一考に値するものであると思う。

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足首を捻挫したときの包帯の巻き方

非常時、災害時の機動力の維持というのは大変に重要だ。状況の変化に合わせて速やかな移動をすることは生死にかかわるといっていい。

しかしながら、そういう時に限って足を怪我したりすることがある。あわてて移動したり、足場の悪いところを移動するときに捻挫をするようなこともあるだろう。川原を走ってみると分かるが、ごろ石の多いところを走ったりすると、よく足首をねじることになる。捻挫してしまうとそれにより大幅に移動力はそがれることになる。即座にといわずとも時間的に余裕ができれば手当てをし、回復しやすくし、またとっさのときに動けるようにするべきだ。

捻挫の手当てとしては一番に上げられるのはテーピング、つまるところ固定である。非常用の装備として専用のテーピングのテープを用意しておくのも良いが、伸縮しない包帯で固定する方法もある。

包帯で固定するとき足首を固定できるように包帯を巻くわけであるが、その方法について東京有明医療大学が分かりやすい動画を公開してくれている。

他にもテーピングテープを使った種々の固定法なども紹介されているので興味がある方はごらんいただきたい。

動画では伸縮しない包帯で固定しているが、包帯は他の布類で代用することもできる。また汎用的な布であるさらしを用意しておけば包帯を作り使用することができる。

試行錯誤しても固定することはできるが時間がかかる。基本的な包帯の巻き方を知っておき、非常時の万が一のときに手早く手当てできるようにしておこう。

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包帯に6裂とか5裂とかあるが、恐らくさらしをいくつに裂いたということであろうと思われる。