非常時、災害時の機動力の維持というのは大変に重要だ。状況の変化に合わせて速やかな移動をすることは生死にかかわるといっていい。
しかしながら、そういう時に限って足を怪我したりすることがある。あわてて移動したり、足場の悪いところを移動するときに捻挫をするようなこともあるだろう。川原を走ってみると分かるが、ごろ石の多いところを走ったりすると、よく足首をねじることになる。捻挫してしまうとそれにより大幅に移動力はそがれることになる。即座にといわずとも時間的に余裕ができれば手当てをし、回復しやすくし、またとっさのときに動けるようにするべきだ。
捻挫の手当てとしては一番に上げられるのはテーピング、つまるところ固定である。非常用の装備として専用のテーピングのテープを用意しておくのも良いが、伸縮しない包帯で固定する方法もある。
包帯で固定するとき足首を固定できるように包帯を巻くわけであるが、その方法について東京有明医療大学が分かりやすい動画を公開してくれている。
他にもテーピングテープを使った種々の固定法なども紹介されているので興味がある方はごらんいただきたい。
動画では伸縮しない包帯で固定しているが、包帯は他の布類で代用することもできる。また汎用的な布であるさらしを用意しておけば包帯を作り使用することができる。
試行錯誤しても固定することはできるが時間がかかる。基本的な包帯の巻き方を知っておき、非常時の万が一のときに手早く手当てできるようにしておこう。
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包帯に6裂とか5裂とかあるが、恐らくさらしをいくつに裂いたということであろうと思われる。