テクノロジーにより安全な水を得よ – 浄水器

生命維持に必須な水は、しかしながら高品質のものを得ることは大変に難しい。

川や沢といった流れる水や、ため池などの池の水、はては風呂のためおき、雨水などなど、水それ自体でみると身近に多くの水があり、水の確保は一見容易に思えるが、これらの水は少し想像をめぐらせれば安全とは言いがたいことがわかる。

風呂のためおきの水は大腸菌等が繁殖しているし、雨水もそもそも容器が汚かったり屋根を通っていたりで、埃やチリを含んでいたり虫が入っていたりする。池などの水には多くの細菌やアメーバなどの微小生物が生息しているし、流れる川の水でさえ、微生物は一定以上存在し、時には危険な寄生虫さえ存在することがある。

こういった水を直接摂取するのは危険である。水の汚染は下痢等の原因となり、水を摂取したがために脱水症状を引き起こすはめになりかねない。こういった事態を回避するためのごく単純な方法は「生水を飲まない」ということであるが、サバイバルシチュエーションにおいては水を煮沸するのも一苦労という場合もある。また、煮沸しても味が悪いなどの問題は回避できない(生命には支障なくなるが)。

こうした場合に効果的な装備が浄水器である。現代の浄水器はテクノロジーの進化により小さな簡易的なものでも製品として出ているものの多くが中空糸フィルターを使っており、小さな細菌までろ過可能であり、また活性炭フィルターなどもついている場合が多いので味の問題も大きく改善してくれる。

また、浄水器はその浄水能力により得られる水の重量に比べてはるかに軽いため、必要となる水を水として持っておくよりはるかに機動力が高い。よほどの乾燥地でなければある程度の水は質を問わなければ得られることを想定すれば、こういった浄水器を持っていることで、水の重量に煩わされること無く活動が可能なのである。

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アルミブランケット その活用法

アルミブランケットはサバイバル時において幅広い活用法のある装備であり、アイデアしだいで様々な活用が可能である。

通常の使用法としては、毛布のように体を包んで使う。これだけでも雨風から守られ、放射熱も遮断できるので保温に効果を発揮する。

これだけにとどまることはない。ロープがあればアルミブランケットは簡易のテント・タープとしての使用が可能である。簡易なロープワークとして、ビニールシートや布などをくくりつける手法があるのだが、そういう技術を使えばテント的な用途にアルミブランケットを使うことができる。実のところ、アルミブランケットは防寒着などのような断熱層を持ってないことがほとんどなので、接触しているものからは熱が伝わってしまう。これは雨粒などから直接体温が奪われることを想定しなければならないということだ。テントとして使えば直接接触することは無いので問題ない。

他にも、簡易のバケツに仕立て上げたり、大きく広げて救助を待つためのシグナルにしたりできる。構造が単純であるがために、アイデアがあれば結構いろんなことに応用が利くのである。

サバイバル的状況においては、ひとつのものを様々に応用・活用していくことが必要になるが、アルミブランケットはその汎用性にくわえ、廉価な製品は本当に安く、数が気軽に用意できることも大きなアドバンテージとなり、きわめて優秀な装備といえるだろう。

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体温の保持に携帯せよ – アルミブランケット

サバイバル時において重要なのは体温を保持することである。低体温症も熱中症もどちらとも致命的になりうる。また、そこまでいかずとも寒いところに長くいたり、直射日光を浴び続けたり、風を受け続けることは体力を消耗する。

こういったことに効果があるのは、防寒着であったり、帽子や日傘だったりするが、こういったものを常に持ち歩いていたり、シーズン以外に常備していることはさほど無いだろう。また、通常の衣類や傘は携帯に不便なものも多い

しかしながら、こういった状況に対処する装備の需要は常に一定以上あるので、近頃はいい装備がある。「アルミブランケット」と呼ばれるシートである。

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このシートはプラスチックの(たいていはポリエチレン)シートでアルミシートをサンドイッチにしたものが基本であり、丈夫で風雨を防ぎ放射熱を反射する。こういった性質を持つアルミブランケットはエマージェンシーシートとも言われ(というか、どちらが先かどちらが多いかもよくわからないくらいだ)サバイバルにはうってつけの装備として多くのサバイバルキットに採用されているし、多くの企業から数多く出ていて、バリエーションも多くあり、様々な選択肢がある装備でもある。1000円以下のものも見かけられるし、手の込んだ仕掛けをしていて高価であるが高機能のものもある。

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まずもってアルミブランケットは体温保持のために体に巻いて用いられるが、工夫次第で色々な方法で使えるし、様々な目的で使用できる。そして、救助を待つ場合に銀色で目立つシートは大変有用である。大抵の製品が小型軽量であるからひとつくらいは常備し持ち歩くべきであろう。日常でも使えることを謳っている商品も結構あるので、効果を知るためにそういった製品を日常で試してみるのも悪くない。