サバイバルは工夫の連続といっていい。既成概念にとらわれず、また元の製造目的にとらわれずに手元にあるものを活用することは大変重要である。今回は、直接生命にかかわるようなものではないが、コーヒーの入れ方についてみることで応用に頭を働かせて見ようと思う。
さて、コーヒーを飲みたいとき、私はもっぱらインスタントであるがそれだと水を用意するだけでおしまいであるから、ここでは豆を挽いた粉とペーパーフィルターがあるとしよう。コーヒーメーカーやドリップ用の器具があればあとは湯を注ぐだけであるが、ない場合にはどうすればコーヒーを淹れられるか。一つの回答を見てみよう。
上記の動画ではデンタルフロスを用いてペーパーフィルターを結び、コーヒーバッグにしているのである。デンタルフロスでなくとも紐・糸を用意することで同様のことが出来る。料理用のたこ糸あたりが安心だろう。
ここでもう一歩進んで、ペーパーフィルターがない場合にはどうするかを考えよう。例えば私は紅茶党でティーバッグをサバイバルキットにいれてあるからティーバッグを再利用してそれでコーヒーを淹れることもできるだろう。また、布の切れ端を煮沸洗浄すればネルドリップのような感じでペーパーフィルターの代わりにすることができるだろう。そして、究極的に道具が少ない方法では湯を沸かす鍋だけあれば、そこにコーヒーの粉をいれて上澄みを飲むだとかいう方法も出てくる。(この方法は北欧の一部地域では有名な方法らしい)
さてはて、コーヒーという飲料一つとってみてもちゃんとした方法以外にいろいろと手段はあるものである。サバイバルの時には目的を見据えて、様々なものを改造・代用していくことが重要である。必要なものが無いなら作るというのもサバイバルだが、本当に無いのかと自分に問いかけるのもまたサバイバルに重要なことの一つであろう。
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