タイトルがおかしいと思うかもしれないが、今回紹介する動画ではまさにタイトル通りのことをしている。フィッシングは釣りと訳されることが多いが、魚を獲ること全般に使われるようであるからその意味で間違ってはないのだろう。
魚を獲るとなるとまず第一に釣りを思い浮かべるのであるが、サバイバルでは道具がそろうことばかりでもない。したがってあるもので工夫してやり遂げることが必要である。
上の動画を見ていただければわかるが、鉈のような刃物で魚を叩き切って獲っている。しかしながら、何も考えずにとれるようなものではなく、陸に近い浅瀬に魚が近づく地形を選定し、そして辛抱強く姿を見られないように待つのである。この待ち方は白鷺の水に佇み獲物を待つ姿を連想させるもので、大自然で培われた方法のひとつであろう。
また、後半では手づかみで獲れる獲物も狙っている。日本ではアメリカザリガニがいるから同様にして食料を得ることは比較的容易であろう。ザリガニもするめなどで釣る遊びがあるが、注意深く狙えば素手で十分捕獲可能である。
辛抱強さと観察力があれば道具の如何にかかわらずサバイバルをすることはできる。あとは安全に行うためにいくつかの知識を持てば完璧だ。素手でもザリガニを捕まえて、寄生虫を加熱して殺せば安全な食料が手に入る。道具をそろえたうえでこういった発想も身に着けることで少々のトラブルではびくともしないサバイバル力が身につくはずである。