雨の日の焚き火の仕方

サバイバルにおいて、体力の消耗を防ぎ、また調理などをして身体を維持するために火を熾し焚き火をするというのは基本といっても良い。

その焚き火をするのには乾燥した状態で、焚き火の熱が不必要に奪われないほうがよく、そういうときには上手に焚き火をすることができるだろう。しかしながら、そういうベストな状態をいつも得られるわけではない。

野外活動では強風や雨天などの悪天候のリスクはつき物であり、しかもそういうときにこそ暖をとりたいということが多い。こういうときにこそサバイバルスキルが問われるのである。

雨の中ではまず濡れてない燃料を確保するのが重要である。軽い音がして折れる枝は外は濡れていても中は乾燥している。また、たいていの倒木や折れて落ちた太目の枝は朽ちていなければ中心部は乾燥してるので、割って内側を使うことで、乾燥した木材が得られる。樹皮も油分が多くて水分の影響を受けにくいものの1つだし、同時に樹皮はせっかく得た乾いた燃料をぬらさないためのカバーにもなる。こうして、乾いた燃料を得て焚き火を行う。

上の動画にもあるように雨の中であっても焚き火をすることができる。確かな知識と技術があれば、どのような状況でも切り抜けることができるのである。