備蓄食料には質も要求される

災害時の備蓄でよく言われるのが食料の備蓄であり、世間でもてはやされる非常食であるが、いままでに述べているように重要度としては軽視できないまでも比較的小さい。しかしながら、そうは言っても必要であることに変わりは無く、十分な蓄えがあるにこしたことはない。

世に言う「非常食」というものを備蓄食料として準備することが多いと思う。この非常食は長期保存をするように製造をしたものである。3年とか5年とかの賞味期限がつけられていたりするので、そのスパンでの買い替えが必要であるが、頻繁な更新が無くてよいと思われているようである。

しかし、その味は実のところさまざまであり、実際に食して確かめてみるしかない。もったいないと思われる方は更新時期に食べてみるのもよいかと思うが、そうとうがっかりする味のものもある。

ほんとうに、これはものによって様々である。実際に食べると、十分においしいもの、そこそこ食べられるもの、味は悪いが食べられないことも無いもの・・・なかには吐き気がして食べられないものもあった。災害時にハズレを引いたらどれだけ気落ちするかを考えると余裕のあるときに一度は実際に食べてみるべきであろう。