森の中で食料を得るとき、植物採集だけでは限界がある。もちろん豊かな環境に恵まれればそれだけで十分な場合もあるのであるが、それを期待するだけでは生き残ることはできない。
そういったときに動物を捕まえて食べるわけであるが、対象の動物や方法は様々ある。多くのサバイバル教本でまず触れるのは釣りである。簡単で、また資源が集中していて見つけやすいというのが理由であるが、何らかの理由で釣りができないときも食料を得る方法をいくつか知っておくべきだろう。
魚でない、陸上動物を狩猟するときに、それこそ原始人のように石と木の棒を持って追いかけ直接的に狩る方法もあるが、しかしながら、サバイバルではそういった体力の消耗はひかえたいところである。そこで、罠による猟が注目される。罠猟は、始めの構造をしっかり作れば長く緊張して動物を追いかけなくともよく、また複数の場所に仕掛けることもできる。
今回紹介する動画は、その罠のほとんどを木を切り出して作り出している。紹介されている3つの罠は基本的な構造を押さえているので、罠を覚えたいという人には参考になるだろう。
一応注意しておくと、日本国内では免許がなければ罠猟をすることはできない。また一般に紹介されるサバイバル用の罠は、免許があっても使用できない禁止されたものばかりなので、非常時に、本当に必要なときだけ緊急避難的に利用するようにしよう。