体の変調を把握すること

サバイバル時には自らのコンディションを十分把握しておくことは重要である。疲れすぎては体調を崩し、風邪など引いてしまえば動くこともままならなくなることもある。体が冷えるとしらずしらず体力を奪われて危険になるし、脱水が進行すれば思考も運動能力も低下してしまう。

そういうわけで、自らの体調、その変容の際の兆候を十分把握しておく必要がある。サバイバル時などで緊張状態にあるときでも自らの体調変化の症状を覚えておけば、変調を見逃さずに対策をとれるはずである。

具体的には自分の体の反応を覚えておくことである。危険と思われる体調変化について、安全であるときに軽く試してみておくことで、個人差のある症状について、自分のものを正確に把握しておくことが出来る。私の場合は例えば脱水時に汗が少なくなり熱がこもり始める。風邪の症状が出始める前に耳がかゆくなる。そういった症状と感覚を覚えておく。そうすれば早めの対策、水分補給や早めの休息などが行えるようになる。

脱水・低体温・風邪・貧血・高血圧・低血圧・アレルギー症状等々、様々な体調変化があり、その特徴的な症状を様々なところで知ることが出来るが、自分の場合の特徴は自分を実験台にして量るしかないというところがある。また年齢や季節によっても変わることがある。普段から自らをよく観察し、サバイバルに役立てられるようにしたい。