非常用品をどこに置いておくべきか

非常時においての備えを考えたとき、様々な物資や装備を準備するだろう。しかし、これをどこに置くかということは非常に難しい問題である。

非常時に持ち出すようにバックにつめている物資を押入れの奥に入れるなどは論外である。すぐに持ち出せないようだとまとめて持って移動できるようにしている意味はない。一方で非常用のバックに固執して逃げ遅れるのもよくない。非常時にはまず自分の体を持って出ると肝に銘じておかなくてはならない。

が、やはり人間そんなに割り切れるものではないので、住居の建物以外にも物資を置いておくことをお勧めする。たとえば自家用車を持っていれば車の中。家とは別に物置があればその中。簡易の収納庫みたいなのもある。崩れると掘り出せないような場所からは遠い位置にあることが望ましい。

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倉庫も車も用意できないけども庭があるとかであれば、物資を頑丈な容器に入れて土に埋めたっていい。アメリカの話だが、ドラム缶に物資をつめて山の中に埋めて回っている人もいる。マンションでも別個に小さな物置の建物があったりするところはそういうところに置いてもいい。なんにせよ外部にも物資があるという意識があれば、逃げる際にワンテンポ遅れる可能性は少なくなるだろう。

また、本当に最小限のものは常に持ち歩く習慣をつけるとよいだろう。私の場合、小さなポーチにアルミブランケット、浄水剤、ファイヤースチール、アルコール、各種医薬品と氷砂糖を入れて持ち歩いている。簡単であるが、代えのきかない物でありサバイバルに有用なものばかりである。こういうものを常に持ち歩けばどういうときでも、まず身の安全を第一に動くことができるだろう。